ACアダプターの安全な取り扱い 第5回「屋内専用品は屋外で使うべからず」
ACアダプターを屋内で使用するとどうなってしまうのでしょうか。ACアダプターの安全な取り扱い方をご紹介しております。第5回は「ACアダプター、屋外で使うべからず!」の特集です。
ACアダプター“べからず!”シリーズ第5回は、「屋内専用品は屋外で使うべからず!」
もともと今回は別のお題を考えていたのですが、最近気になることが続いて・・・って、何がって「ACアダプターの屋外設置(使用)」ですよ!(゚д゚) 文字よりも写真の方が分かり易いでしょうから、早速ご覧下さい。
事例1.とある公園の自販機で飲み物を買おうとしたら…
事例2.屋外の看板を見ていたら…
事例3.これも神田川なのですが、分かる人には分かる??(営業妨害をするつもりはありません。。。)
事例1には「屋内専用」マーク、事例2には「屋内専用」という警告表示があるにもかかわらず、どちらも屋外で雨ざらしの状態で使用されていました。また、事例3については「屋外設置」に加え、線材の耐久試験も実施されているような状態でした。
いずれの場合も、メーカーとして想定していない環境でのご使用となっており、さらに本体やラベルに警告表示があるにもかかわらず(事例3の警告表示については未確認ですが、何らかの表示がある可能性が高いと考えられます)、このような状況下で問題が発生した場合には、サポート対応が難しくなってしまいます。
(この記事をご覧のお客様におかれましては、正しい使用方法をお守りいただいていることと思いますが、念のためご案内させていただきます。)
また、こうした環境で使用されたACアダプターは、一見すると外側に泥はねがある程度に見えても、内部には深刻な影響が生じている場合がございます。その点をご理解いただくため、過去に調査依頼を受けた際の実際の内部写真を参考としてご紹介いたします。
《参考1》基板半田面で内部短絡により出力停止① |
《参考2》基板半田面で内部短絡により出力停止② |
《参考3》基板部品面まで浸水、部品リード腐食断線 |
以前、“べからず!”シリーズ第3回の「濡らすべからず!」でも申し上げたとおり、ACアダプターのケースの多くは完全密封ではありません。従いまして、「雨水などで濡れる可能性のある場所での使用・保管・設置はしない」ということを是非ともご理解いただけますようお願い申し上げます。
ユニファイブの防水ACアダプターシリーズのご紹介
ユニファイブでは、防水、防塵等級IP65に対応した防水ACアダプターをラインアップしております。
製品の詳細は下記リンクをご参考いただくか、当社の営業まで、お気軽にお申し付けください。
https://www.unifive.com/products/category/waterproof-ac-adapter/
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防水ACアダプターユニファイブの防水ACアダプターのご紹介ページです。異物保護等級であるIP65、IP67レベルの防水・防塵アダプターをラインアップしております。水回りでの使用にも最適なACアダプターです。
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